60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

14年住んでいるマンションに思う事

ここより後から建った近所のマンションが次々大規模修繕を終わらせる中 
このマンションもやっと始まり


今年は理事になったのでマンションの管理に参加することも多く
この部屋を振り返る時間が増えました



バルコニーに沿って足場が組まれネットが張られているけど
見通しは大丈夫^^
だけど天日干しが好きなので洗濯物を外に干せないのがつらいです...



14年前47歳でこの部屋に住むまで集合住宅に住んだことがなく


結婚するまでは親兄弟と一緒の一戸建てで実家暮らし
結婚後は夫と義父との戸建て住まい


一人になってから最初に住んだのも賃貸だけどアパートではなく
地元の小さな戸建て花屋さんの二階部分1Kの部屋  
花屋さんの脇から裏に回ると玄関があり
すぐの階段を上った部屋で隠れ家みたいでした


大家の花屋さんは別に住居があり夜7時に店が終わると自宅へ帰るため
平日夜や定休日の日曜日は一人だけで住んでいるみたいな暮らしでした



今の部屋を買ったのは何となく成り行きみたいなもので^^;
40才過ぎての契約社員で一人暮らしはギリギリの生活だったし
まさか自分がマンションを買うなんて考えたこともなく
近所の友人が持ってきてくれた一枚の販売チラシがきっかけでした


いつまでも賃貸に住んでいては老後が不安だよという言葉に考えてしまい...


息子達が住む元家と駅を結ぶ中間地点よりやや駅寄りの地域で
シングル、ディンクス(今もこの言葉はある?)向けの小規模なマンション


今はこういうシングル向きのマンションが増えたけど
都心ではないのでファミリータイプの3LDKが殆どの中で
当時この物件は珍しかったのです


でも47才で一人暮らし 
貯金もほとんどなく35年ローン払い終わるのは82才^^;


何歳まで仕事が出来るかわからないし不安だらけだったけど
当時は今ほどマンション価格が高くなく
私でも買えそうな価格と月々の支払い 
何とかなるさ~


一番の決め手は元家に近いことでした(息子達はまだ大学生だったので) 


立地は駅から徒歩7分なので通勤にも商店街の買い物にも便利
イザとなったら売れるし^^;

都心ではないけど万が一電車が止まってしまっても職場から何とか歩ける距離
6年前の震災では
前の職場から休み休み2時間半近く歩いて帰ってきました^^


モデルルームで見た内装や建具は好みではなかったけど
床材は気に入りました
それほど拘りがあったわけではなかったし
なにより全てが新品できれい♪


憧れていたカウンターキッチンである事も惹かれ 
一人暮らしでもやはりカウンターキッチンは便利です
・キッチンに立ちながらテレビが見られる^^
・息子が来た時も料理が手渡しできる^^
・カウンターにちょこっと物が置ける



買う予定などなかったのだから当然ですが
もちろんマンション選びの基準もなく
中古マンションなど考え付かなかったし
部屋の条件も考えた事などなく...
今のようにネットで探すような事もなく...
ないない尽くし^^;



何を買うのもあちこち見て慎重に決めるのに
こんな大きな一生に一度の買い物を
新築も中古も他の物件を一軒も見ることなく比較することもなく
チラシとモデルルームだけで決めてしまったのです^^;


1フロアに2つの2LDKと1つの1LDK 
面積も間取りも全く違う造りの部屋が3部屋だけの小さなマンション



住み始めて分かった環境面の良い所
・変形の建物なので中央にあるエレベーターから3方向に部屋があり
それぞれの部屋の隣接部分が少なく
どの部屋も角部屋もしくは3面採光になっているので
上下階や近隣の音が殆ど聞こえず静かです
ただしバス道路のしかも信号の前にあるのでバイクの音はうるさい^^;


・小中学生の子供がいる世帯は多分2世帯だけ
賃貸部分もあるけど女性のしかも40代以降の一人暮らしが多いので
安心して暮らせます


このフロアの他の部屋に住む2人も60代半ばと70代前半の女性で
親しいお付き合いはしてないけど顔を合わせれば挨拶をかわし 
何かあったらお互い助け合いましょうねと言い合ってるくらいで心強いです



部屋は10畳ほどのLDKと5畳弱の寝室の1LDK よく見る造りで
仕切りは壁ではなくしっかりした厚みがある木製の折戸が3枚ありました 
殆ど開けたままで部屋の隅に寄せても結構ジャマだったので
5年程経った時に思い切って取り払いワンルームにして使っています 


42㎡程で決して狭くはないと思うけど
変形なので実際には40㎡にも満たない位の居室の造り

一人暮らしにはちょうどいい広さのはずなのに
当時はまだ40代  
実家の母や友人、息子達が来た時に泊まってもらえる部屋が欲しい
小さくていいからもう一部屋あれば理想...


住んでみてから一生住むにはやはり狭い...と思い始め 
買うのならもっと色々見て勉強するべきだったと後悔し
(あの時の私にはここが精いっぱいの価格だったことを忘れ^^;)


近所への住み替えを考えて中古物件の情報を見るのが趣味だった時期もあり
2回ほど本気で検討したこともありました


50代後半を過ぎてからはもうそんな余力はなく
貯金は買換えの為に使ってはいけない 
老後の為に残しておくべき
予備の部屋が欲しいなんて...
これは贅沢で欲張りな考えだったと反省しています^^;


歳と共にコンパクトな部屋は掃除も楽♪ 
狭いと物も増やさずシンプルに暮らせる^^ 


今はこの部屋に満足しています♪



買換えを考えていた時にこの部屋と比較して
やはりここが良いと思ったところは

・バスルームに大きな窓があり 浴槽が足を伸ばして寝られる程大きい
 だけど節約の身にはマイナスかも...
 一人しか入っていないバスタブのお湯を流すのは罪悪感すらあるので
 今はお湯を張るのは一日おきにしています^^;
・玄関が明るい
・シューズクローゼットが大きい 
 半分は靴以外の物置に使っています

・角部屋なのでキッチンにも窓があり
 リビングの壁がはめ込みの大きな窓になっているので明るい
・コンパクトなキッチンだけど収納が充実しているので食器棚が要らない
・バルコニーの奥行があるので雨が降っても洗濯物が濡れない

沢山あります^^


年齢が行けば行くほど新しい環境に身を置く勇気も無くなり
多分終の棲家になる部屋...


大げさだけど新しい人生の出発点になった部屋です

初めての大規模修繕で自分の部屋だけではなくマンション全体ももっと大切にしながら暮らしたいと思っています^^