読了「グランドシャトー」

はじめて読む高殿円さん
読み始めたら止まらない
夢中で読み終わりました＾＾

昭和の高度成長期
戦争の傷跡を残しながらものすごいスピードで変わりつつある
東京オリンピック前後から平成のバブルまで
風景や時々の流行りも懐かし過ぎて
この時代背景が好きで当時に浸りました

大阪京橋のキャバレー「グランドシャトー」を舞台に
（関西の地理に疎く大阪にも京橋という地名があるのも知りませんでしたが
　読み方は違っても日本橋があるのは知っています）

キャバレーの中の様子もその場に居るように細やかに描かれ
対照的な人気No.１ホステス真珠とそれを目指す逞しいルーを主人公に
以前好きだったドラマ「その女、ジルバ」も思い出しながら

時代の移り変わりや
キャバレーで働く人や客の人間模様が描かれ
菩薩のような真珠は想像できたけど
不幸な生い立ちのルー
容姿の説明がほとんどなく無く
どんな感じなのか勝手に想像しながら
最後まで本名が明かされないのも良かったのかも
二人の深い結びつき
互いを思い合う波乱の人生
戦争がもたらす悲劇が重く残りましたが清々しく暖かい気持ちになる読後感
大阪弁の会話も新鮮に読了しました＾＾

作中登場した名曲♪

Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To

そしてお中元送ってきました
結婚した時からずっと続いている
お中元お歳暮のやり取りを欠かさない母と叔母
デパートの包装紙にこだわらないラフな親戚なので＾＾

いつも手軽なCOOPのギフトカタログから選んでいます
今回も一割以上お得な早期割引を使い
2人にそれぞれ好きな食品送りました＾＾

去年秋
18年経ったユッカの鉢植えから出てきた新芽は
すくすくと30cm以上に伸びてきて
この後幹が出てくるのだろうか？
楽しみです♪