木皿泉さん「さざなみのよる」
初めて読んだ作家さんです＾＾

ミステリーや警察小説を多く読んでいるから
こんな穏やかで心に染みる作品はなんだか久しぶり＾＾

43歳で亡くなってしまうナスミ
彼女に関わった人達がナスミから貰った言葉で自分の人生を見つめ直す
身近な夫や姉妹たちより
過去に出会った仕事の友人や同級生だった人たちへの影響の方が大きい気がしました

主人公が死んでしまうという悲しい物語なのかと思っていたけれど
章を追うごとにナスミの豪快さと思い切りの良さの底に
優しい人間の深みを持っていることがわかり
心に残る言葉もたくさん出ていて
ナスミが死んでも皆の人生は続いていく
あげたりもらったりの小さな積み重ねでこんな人間になれるのですね＾＾

雨と風で真冬のような寒さだった今日は
先月受診した胃カメラ検査の結果を聞きに行き
気になっていた「萎縮性胃炎」　
5年前に除去したピロリ菌が長い間に傷付けていた炎症が残ってるものということで
他は特に問題がなく一安心＾＾

大学病院は
診察予約が何週間も先
そこで予約する内視鏡検査も数週間先
更に検査結果も2週間先という
急を要することでは無いにしてもちょっと面倒で
来年は地元の病院で受診してもいいかなと迷います＾＾；

去年はここで甲状腺が少し心配というので
念のため専門のクリニックを紹介してもらい細密検査を受けたこと思い出し
ついでに半年に一度の甲状腺クリニックに検査予約するのを
すっかり忘れていたのを思い出し＾＾；
忘れていたくらいだから．．．
まあ念のための検査は年明けでいいかな

帰りは雨も小ぶりになり
すっかり葉が落ちたイチョウと

落ち葉が雨でコンクリートに張りついて
もみじのプリント模様みたいでした＾＾