最近読み始めた桜木紫乃さん4冊目「ホテルローヤル」

釧路の湿原を見渡す景色の中に立つラブホテルを舞台に
7つの短編の連作
タイトルから想像していたのとは違う哀愁を感じる作品でした

廃墟になった派手なラブホテルから一編ごと過去に遡る物語
ローヤルの経営者と家族、働く人、利用する人
ごく当たり前と思われる人生ではない人生を歩んで来た人たちは切なく

どうしようも無い男女のあきらめ
貧しさや無知
逃げ出せない環境も逃げ出す勇気もでないままの日々の暗さを感じても
なぜか最後は優しい気持ちで少しだけ明るくなれる

ローヤルで生まれ育った29歳になる経営者の娘雅代
20歳も年上の住職に嫁いだ幹子
ローヤルの掃除婦として働く60歳のミコの章が特に印象に残り
いつかまた読んでみたい一冊です

そして帰宅後ムックの取材打ち合わせがありました＾＾

何度もお世話になっている編集者さんと
予定の記事について細かく念入りに打ち合わせ
すぐに話がそれてしまう私の悪い癖で＾＾；
気付いたら3時間半の長時間．．．

打ち合わせ後は

差し入れしていただいた崎陽軒のシウマイ弁当を一緒に夕食＾＾
いつも通り完食したあとのデザートは

キャラメルモンブランでしばし雑談

この後
撮影と取材日の予定を確認し
これから少し忙しくなりそうです＾＾