手元に置いておきたい本と読了「彼女がその名を知らない鳥たち」
一昨年の緊急事態宣言で図書館が2ヶ月閉館したとき以来の本の購入
(あの時は困ってメルカリで買っていました^^;)
20代の頃から好きだった田辺聖子さんの短編集
図書館通いのこの9年
ふと読みたくなり3.4回読み返した「週末の鬱金香」柔らかな関西弁に和みます
なかでも好きなのは
✴︎フリージア
✴︎ほととぎす
✴︎シクラメン
✴︎おるごおるに登場する淡路のおばさんは切ない...
「人生の達人いうのはぼく,キライやけど,60になったら,
どんなこともこの世の中にはあり得る,ということを悟る。
それをぼく,人生の諸訳がわかる,いうてまんねん。・・・」
去年取材依頼を受けた
「60代からの小さくも豊かな暮らし方」その3で
おすすめの12冊を紹介させていただいた時に選んだ一冊でしたが
(12冊を選ぶのは結構迷いました^^)
出版社の方が調べてくださり絶版になっているのを知りました
また読みたくなったので図書館に予約しようと考えながら
30年近く前の書籍は
図書館からもいつかなくなってしまうと思い
やはりこれは買っておこうとなんでもあるメルカリで探しました^^
出品はありましたが
念のためAmazonで探したら
絶版なので中古しかなかったけれど...
数十円というものもあり
これは帯のついたきれいな状態が100円という価格にびっくり^^;
送料は250円でしたが
梱包する手間賃にもならないような価格でも人から人へ渡っていく
こんなに安価で大切にしたい本が手に入ったのは今のネット社会のおかげ^^
社員の仕事を辞めたあとの断捨離で
節約と同時に本を増やさないように
いつもは図書館で借りて楽しむ読書ですが
何度も読み返したい手元に置いておきたい作品もあります
読了は
沼田まほかるさん「彼女がその名を知らない鳥たち」
8年前恋人黒崎に酷い捨てられ方をした十和子と
彼女に献身的に尽くす15歳年上の陣治との籍を入れない暮らし
貧相な見た目と品のない振る舞いをする陣治に対する嫌悪感から
態度も言葉も冷たい扱いをする十和子
なぜ別れないのだろうと思いながら
対する陣治の献身的な愛情が変わらないのが不思議で
暗く重い流れは
他の登場人物誰もがまともな神経とは思えず
感情移入出来ないのに先が気になり引き込まれ
徐々に本当のことがわかってくる最後の展開では
2人の深い結びつきがそういうことだったんだと納得しましたが
「ユリゴコロ」と同じように
謎解きミステリーでありながら
恋愛物語を読み終えたような読後感でした
ヤマトの宅急便自転車はよく見かけるけどそれとは違う
職場近くで見かけたエコ配
大きな緩衝材と隠れるようにコピーペーパー
緑のBOXには何が入っているのだろう
自転車+リヤカーのような車輪付きの荷台は近場のオフィスばかりだろうけれど
小回りも効いてエコです^^
そろそろ紫陽花が見頃^^
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