60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

今日の図書館と読了「むかし・あけぼの」

有休を取ったので
一日早く図書館の返却に行きました


借りてきたのは

読み終わらなかった「むかし・あけぼの」下巻を延長し^^;


読者さんに教えてもらった箱根駅伝の物語
三浦しをんさん「風が強く吹いている」


弟から勧められた2冊
短編集「映画篇」初読みの金城一紀さんと
久しぶりの池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ」は2冊分はありそうな...かなり長編
読み切れるだろか^^;


最近人から教えてもらった本を借りることがますます増え
自分だけでは選べない読書の幅がより広がっています^^


いつもは帰宅後の夕方に行くので
カウンターで返却し予約本をササッと借りてくるだけでしたが
今日は閲覧スペースでのんびりと
おしゃれなインテリアやファッション誌をパラパラ眺めて目の保養してきました♪



読了は「むかし・あけぼの」上巻

読み慣れない古典は
歴史にも疎く宮廷の成り立ちも人名も覚え辛く^^;
読むのに時間がかかってしまいましたが
子供の頃
お正月に家族で楽しんだ百人一首を思い出し^^


宮仕えする清少納言の目を通し
現代も変わらない男社会の派閥や権力争い
田辺聖子さん独特の女性目線の
優美で豪奢な平安時代の貴族たちの暮らしが細やかに描かれ


現代とはあまりにも違う階級差
上流の生活様式の中で田辺さんの小説に登場する主人公のような清少納言という人物が
どのように出来上がったのか


御簾の中に隠れ顔も見せず
子を産み夫の世話で明け暮れる女だけの世界に満足しない
出歩くのが好きで好奇心いっぱい
広い世界に出たいと思う海松子


夫や義理の子供たちとの暮らしより
歌でも物語でもない
日々の暮らしや自然の中の見過ごしてしまいそうな小さく美しいものに目を止め書く散文
「春はあけぼの草紙」を綴る面白さにのめり込む様子や
朝廷の雅な世界に心惹かれていく様子が手に取るように書かれていました


天真爛漫に振る舞う男友達との洒脱な会話も
いつの間にか夫婦というより兄弟のようになるかつての夫則光との関係も
清少納言の人柄なのか
枕草紙の小説は現代小説を読むように楽しめ^^
引き続き下巻を読んでいます



午前中は
母方の親戚の法事がありました
法要後の住職さんの法話に身が引き締まる思いで
コロナも減らず後期高齢者もいるので会食はなく
折り詰めの幕の内弁当をいただいき帰宅しましたが
何年ぶりかで会う叔母たちや従兄弟たちと短い時間でも顔を合わせ
元気な姿や近況話が出来たことは嬉しい帰り道でした



何から食べようか迷う品数のボリューム
珍しく^^;食べきれなかったので残りは夕食にしました^^
ごちそうさまでした