読了「舟を編む」と国語辞典
「舟を編む」三浦しをんさん
「辞書」という言葉から
読む前は堅苦しいかな、と思っていたのに軽やかな文章と思わず爆笑^^もあり
辞書編纂に情熱を注ぎ奮闘する
ちょっと変わった個性的な人たちに引き込まれ
昨夜は遅くまでほぼ一気読みの面白さでした^^
一冊が出来上がるまでこれほど長い時間をかけ
コツコツ地道な作業なのかなんて考えたこともなく
オリジナルの紙質への探求心も
13年以上の歳月をかけ出来上がった辞書の尊さと
言葉一つひとつの意味の難しさ
言葉の大切さを教えられ
言葉に終わりはなく、常に前に進んでいく
三浦しをんさんの物語によく登場する
崩れそうな古いアパートの趣きもステキで
チャラいけど少しずつ辞書に愛情を持ち始める西岡さんの存在が印象的でした
「こだわる」は良い意味で使う言葉では無いのかな?と思ったり
子供に使う「おませ」と「おしゃま」の違い
「正字」と「俗字」の違いetc.
興味深く勉強になることも多かった読後感で
辞書は読み物なのかもしれません^^
巻末の馬締が香具矢に宛てたラブレターが面白くて可愛い^^
分からない言葉をネットでさっと検索できる時代でも
辞書のページを繰りながら目的の言葉を探した時代が懐かしいです
そして読みながら思い出した
物置棚の奥深く仕舞い込んでいた国語辞典を取り出し(カビている?^^;)
茶色く変色した岩波国語辞典第二版は高校生の時のもの
なんと750円^^;
50年経った今の辞書は
ここからどれだけの言葉が削られ
どれだけ多くの言葉が加わっているだろうか...
作中編集部で語釈に悩んだ「愛」という言葉
「女」という言葉を調べてみたり
他にも「おしゃま」はありましたが
「おませ」は無く「ませる」がありました^^
あとがきを初めて読み
辞書に対する編集者の想いを反芻し
断捨離で本も含めたくさんの物を処分したけれど
辞書というのはなぜか捨てられず
他にも英和辞典をとってあります^^
夕食は
近くの揚げ物屋さんでカキフライとクリームコロッケを買ってきて
ひじきとチクワ煮で
ごちそうさまでした^^







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