60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

今日の図書館と読了「孤宿の人」と叔母のお見舞い

図書館の返却日で借りてきたのは


前回ちょうど2週間で読み終わったので
欲張って今日もまた5冊^^


三浦しをんさんの「舟を編む」がとても面白かったので
なんとなく繋がりがありそうな「星間商事株式会社社史編纂室」と
タイトルに惹かれ「エレジーは流れない」
辞書繋がりで読者のmarilla-marilla-marillaさんから抱腹絶倒とお薦めされた
「新解さんの謎」(面白そう)
井岡瞬さん2冊目「悪寒」


今回も何から読もうか迷います^^


読了は宮部みゆきさん「孤宿の人」
前回の「この世の春」に続き時代ものです


登場人物が多くそれぞれの人物像が細やかに描かれ
大河ドラマを見るように読み進めました


江戸の大店で
お手つき女中の子として生まれ疎まれ
満足な食事も学ぶことさえなく野生児のように育てられた9歳の「ほう」
現代の子供にはない
無知ゆえの素直さと純粋さに胸が熱くなり


置き去りにされた瀬戸内ののどかな丸海藩で
悪霊と呼ばれた加賀殿とほうが心を通わせていくやりとりも
最後にほうが加賀殿に貰った
阿呆の「ほう」ではない素晴らしい名前に思わず涙が止まらず


幕府と丸海藩の政治的駆け引きは
今の時代も変わらず
やたらと斬られたり切腹したり、病で呆気なく死んでしまう
ほうの周りで支えてくれた人達が次々といなくなるのは残念でしたが
人の命が軽く扱われた時代とは違っても
人間が勝手に感じる恐れや不安、根拠のない噂話が引き起こす罪は
今の時代でも続いているのかもしれません


下巻最後の児玉清さんの解説
物語の良さをしみじみ味わえ読み応えがありました^^



そして叔母の病院で面会予約が取れたので
2週間ぶりのお見舞いに^^
毎週土曜日午後3時から5時半の間15分限定の面会時間なんてキビシイ...


一日3回のリハビリに励む叔母は
歩行器で以前より更にスタスタ歩き
リハビリ期間は最長3ヶ月と言われていましたが
この調子ならあと1ヶ月で退院できるかも?
90歳になっても何事も本人の気力と頑張り
退院したら一緒に美味しいものを食べにいこうと約束し^^


帰り道は従弟と一緒に


半端な夕方の時間でも贅沢な食事をご馳走になりました^^
ふっくら柔らかいアジフライもふわふわの手作りさつま揚げも
ごちそうさまでした