読了「ニュータウンは黄昏れて」と図書館の記録はインスタ
読了は垣谷美雨さん「ニュータウンは黄昏れて」
再読ですが
いつもながら女性の身近な社会問題を切り取って読みやすく書かれ^^
最初に読んだのは6.7年前
バブル直後に郊外ニュータウンの中古分譲団地を
今なら考えられない高価格で購入したものの高齢化が進み寂れて行くばかり
極端に値下がりした物件のローン支払いに四苦八苦している
主人公頼子の印象しかなかったのですが
改めて読み直すと
50代主婦頼子と
前回あまり気に留めなかった20代の娘琴里の
2人の物語が同時進行します
管理会社を置かない理事会の大変さ
老朽化した団地の建替え問題は様々な事情を抱えた住民たちの軋轢があり
以前流行った等価交換方式や不動産売買の難しさetc.
琴里の教育ローン返済も
内定が決まっていた会社が入社直前に倒産しアルバイトの身になってしまったことも
身につまされ
結婚しようとした「上等な男」だと思えた資産家黛の正体は怖かったですが
最後は
夫と2人で生涯をかけて手に入れたマイホームの価値を大事にしようとする頼子
垣谷さんらしいハッピーエンドでした^^
集合住宅に住む私には他人事でない将来のことを考えてしまい
このマンションを建て替えるのはいつだろう...
負の財産になってしまうのだろうか
そういえば昨夜も小さな地震があり
夜寝る時にパジャマを止めて部屋着を着るようになったのは
この本を読んでからだったと思い出しました^^
そして以前も記事に書いた記憶があるけれど^^;
正社員を退職後通い始めた週2回の図書館通いも9年経ち
最初の頃は作品のタイトルと著者、読み終わった日を手帳に書いていましたが
ブログを始めてから
写真をアップするようになり手帳に記録するのを止めていました
何百冊もの本はよほど印象に残った作品以外
読んだことを忘れてまた借りるという失敗が何度もあり^^;
購入し本棚に並んでいれば背表紙が目に入りそんな事はないはずと
2年ほど前から
ブログにアップした図書館本の写真をインスタに投稿しています
自分の記録用にコメントも付けず画像だけなので
内容は全く忘れている作品もあるけれど^^;
表紙を見返せば同じ本を借りることは無いような...
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