読了は初読み木内昇さん「かたばみ」

559ページの長編でしたが
戦前、戦中、戦後の昭和史を紐解くような家族の歩みは
笑いと涙が交互にやってきて読む手が止まらず
最後は涙が止まらない物語

槍投げの選手だった小学校教師の悌子は
真面目で思い込みが激しくおとこおんなと呼ばれたほどの力持ち
厭世的でとりあえずの日銭を稼ぐヒョロヒョロと力がなくても
正直で嘘がつけない権蔵（でもなぜか魅力ある＾＾）

戦後すぐの時代なのに
お互い自分の人生を自由に生きる2人の夫婦関係がほのぼのし
彼らと暮らす個性的な親戚の人々、出会う全ての登場人物が魅力的で
全員を好きになります
権蔵の母富枝祖母ちゃん、甥の茂生
ひねくれた辛辣な物言いしかできなくても心根の優しいケイお祖母さん

親子、夫婦、親戚、上司、友人．．．様々な人間関係によって人は成長していく
ハッとする格言のような言葉が文章に散りばめられ
雑草でも花言葉があるかたばみ
「母の優しさ」「輝く心」
タイトルの「かたばみ」に納得し歳をとった今だからこそ
登場人物の誰にでも感情移入できこの作品が深く心に染みました

戦中の東京庶民の暮らし
戦死した若者たち
常にお腹を空かせた子供たちの描写に
戦争の影響がこんなにも大きいことに改めて今の平和に感謝の気持ちで
読んでよかった一冊になりました＾＾
木内昇さん、他も読んでみよう

そして
小学校PTAから35年のお付き合い、
友人と2ヶ月ぶりのランチでした＾＾

スィーツ食べ放題のいつもの焼肉屋さんで

焼肉だけでなく
デザートバイキングも楽しみなのでご飯は少なめ＾＾

話に夢中になり焦がしてしまったり＾＾；

スィーツと

種類が多すぎて迷いながら桜餅とピスタチオのアイスクリームも＾＾

たっぷり食べながら
この数十年お互いのことをなんでも知っている
愚痴も笑いに変わるおしゃべりで過ごし
ポストに投げ込まれていたチラシの10%offクーポンで
お会計はコーヒーを付け1,782円＾＾
満腹満足ごちそうさまでした

美味しいものを食べなら
何人かでワイワイおしゃべりするのも
2人向かい合いじっくり話をするのもどちらも大切な時間です

そして今日もよく晴れたので
午前中散歩で見かけた花々

大輪の牡丹に鮮やかなツツジ
桜が終わってもこれから花の季節＾＾
他所の庭を眺め楽しんできました♪