読了「もう別れてもいいですか」
垣谷美雨さんの新作^^
婦人公論連載中だった頃
図書館の雑誌コーナーで飛び飛びに読みながら
これは単行本になったら買おう!と(借りるのではなく^^;)
楽しみにしていた作品です
発売は明後日7日のようですが一足早く献本していただき♪
突然のことで驚きながら
発売前に読めるなんていう光栄が嬉しく
ワクワクしながら読了しました^^
「もう別れてもいいですか」
タイトルが刺さります
友人から来た喪中葉書
夫が亡くなったという一言を見て
羨ましいと思わず本音をつぶやいた58歳の澄子
夫の暴言や振る舞いを
いつの間にか自分のいたらなさからだと受け止めてしまうようになった
性格まで変わってしまった澄子
離婚したい。でもお金がないという呪文を繰り返す
パートでは生活していけないと思う日々の辛さ
様々なことに過去の自分を見ているように感情移入してしまい...
澄子の高校時代の友人、一人暮らしの母、独立した2人の娘の生活を見ながら
地方の過疎化した町で離婚しようと決意することの重さは
想像するしかなかったですが
還暦近くなっているというのに離婚するべきか
夫の横暴や見下される生活を我慢して金銭的に安定した結婚生活を送るべきか
振り子のように揺れる気持ちの中で
本を読んで参考にしたり
離婚した友人の話を聞いたり
でも最後は自分で決断するしかないのです
日本人は自分が幸せかどうかよりも
人から幸せそうに見えることを大切にしているという一文にも納得し
垣谷さんらしい
未来が開け明るくなれる清々しい読後感と
徐々にたくましく強くなっていく澄子の最後のひとことは
スカッとして^^
ラッピングを外し10日経ったヒヤシンスは
花が開きもうすぐ満開^^
ほのかな良い香りがします♪
蕾から色づき始めていたガーベラもきれいに開き
買った時咲いていた花は少し褪色してもまだ綺麗
根本には小さな蕾も見えているからこの先もまだ楽しめます^^
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