60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

読了「永遠と横道世之介」と今日のランチ

吉田修一さんの作品の中でも好きな「横道世之介」



3作目です
何気ない日常の一コマに優しい観察眼とユーモアがあふれ
世之介がいなくなってしまうことが分かっていても
ページが止まらず上下巻ほぼ一気読みでした


39歳になった世之介が住む
事実婚のお相手あけみさんが経営する下宿屋「ドーミー吉祥寺の南」
相変わらずゆるい世之介とあけみさんの関係も
下宿している個性的な人々も
後輩カメラマンアシスタントのエバくんも
温かく笑いのある会話と
忘れられない過去の恋人二千花さんの鎌倉の海


ミステリー小説のように
謎解きの最後を楽しみに読むのではなく
下巻の終わりに近づいてからは
終わって欲しくないいつまでも読んでいたい気持ちで
軽い感じのユーモアある文章の中に散りばめられた
心に残る世之介の言葉と想い


世之介の「一番大切なことはリラックスできていること」


改めて生きていることへの感謝の気持ちと
大事な人が突然いなくなってしまうかもしれないと思うと怖くなったり
だからこそ人を大切にしなければと思う
最後のエバへの手紙で涙が溢れ
タイトルの「永遠と」の意味が分かります
世の中の人を助けられるようにと父から名付けられた「世、之、介」
春の、夏の、秋の、冬の。なんでもない一日みたいな世之介
失って初めて気付くそんな一日の大切さ
普通の一日が積み重なって思い出となって人は生きていくんだなと...


読み終わってすぐに最初から読み直したいくらいの気持ちになった
(図書館本なのでそれは無理^^;)
再読したいシリーズです



そして今日も長男が来て
昼食は彼のリクエストで同じ鉄板焼きのお店へ行ってきました^^
(いくつになっても息子には甘い...)


黒毛和牛ハンバーグ120gランチは
値上がりしても800円とかなりリーズナブル^^
肉もデミグラソースもサラダもとても美味しくご飯も完食


息子はタンステーキ定食(このご時世一気に値上がりしていました^^;)
今日は私の支払いでお会計は2,340円
2人共満足でごちそうさまでした


お嫁さんからのお土産


粒々お煎餅にあんこがサンドでしょっぱい&甘いは最強♪
いつもありがとう^^