読了「墓じまいラプソディ」
読了は垣谷美雨さん「墓じまいラプソディ」
まさに価値観が変わっていく今の時代に読みたいテーマでした^^
登場人物が多いのですが
巻頭に家系図があり、
名前が書かれているのが登場人物というのも分かりやすかったです
タイトルの墓じまい問題だけでなく
垣谷さんらしい
女性の身近な社会問題を重くならずコミカルに軽快に盛り込んだ作品は
今回も読み出したら止まらず^^
60代の五月と順子の心の内は
あー私と同じこと思ってる、と共感しながら
地方に残るお寺の風習
墓守りという古めかしい言葉も
墓じまいにかかる費用や菩提寺との関係も興味深く
新潟と鹿児島にそれぞれ菩提寺がある2組の家族
30代60代90代のそれぞれの心情、本音が手に取るように分かり
世間体を気にし、他人の目にどう写るかにとらわれ
周りの考えが自分の考えのようになることからの脱却って難しいことだけど
病床のなかで婚家の墓には入れないでほしい、という母親の遺言から
考えさせられることもたくさんあり
墓じまいってなにをするのか、手順から具体的な金額まで
手引書のようでもあります
登場人物が抱えるそれぞれの問題が解決していく様子もスッキリした読後感で
住職が亡くなり5年も空き寺だった新潟のお寺で
住職になった元メガバンクの総合職だった女性の存在が印象に残りました^^
自分に置き換えると
私は離婚後一人だけの戸籍を作ったので^^;
お墓のことも
樹木葬にしようか、納骨堂を買っておくべきか、
それともちょっと遠いけど
菩提寺の敷地にある共同供養塔なら両親の近くにいられるから
(お骨はただのカルシウムだけど)買っておこうかどうしようと
たまに頭によぎることがありますが
今は決めることもできずにいます...
夕食は
もう8月も終わるのにこの夏は冷やし中華を食べていない...
冷やし中華はやっぱり美味しいー♪
ごちそうさまでした
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