60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

深川江戸資料館

宮部みゆきさんの「ぼんくら」シリーズに始まり
今はあさのあつこさんの「弥勒」シリーズにハマっている今
江戸時代の下町風情に惹かれ^^
両国の江戸東京博物館へ行きたいと思っていたのですが
春から長期間の改修工事中^^;


疲れが溜まった原因の
歯茎の腫れもすっかり落ち着き
担当医からももう大丈夫、だけど無理せず睡眠をたっぷりとるように言われ
今週はフィットネスに一回行っただけで
昼寝と読書とビデオで静養?していましたが
体がなまってしまい...
今日はカラッと晴れ秋らしくなった良いお天気
日光浴して歩かなくてはもったいないと^^


比べれば規模は小さいけれど


深川江戸資料館へ行ってきました^^
10年ほど前
コミュのオフ会で来たことがあり
当時はただ見学という気持ちだったのに
今日は時代小説の世界を興味深く
江戸下町の暮らしを再現している資料館に興味深々で


入館料は400円と手頃でお天気が良かったせいか
平日なのにそこそこの人が見学に来ていました
(シニアご夫婦や外国人観光客が多かったです)


階段を下った
一歩入ると広がる江戸の建物は


江戸末期1840年頃の永代橋を渡った佐賀町


かごに盛った野菜が並ぶ八百屋さんの店先



大店油卸店の前には雨水を溜めた大きな天水桶


お米屋さんの奥には
商いの要、番頭さんが座る一角があり



上がって部屋の中に座ってみました^^
奥の行灯も立派です


治安維持のために設けられた町木戸をくぐった先に


現代の道路のような堀割が張り巡らされ
バスやタクシーの役目の猪牙舟が見え



掘割沿いに飲食や宴会も出来る船宿があり


大きな火の見やぐらも


武士も町人も単身男性が多かった江戸の町は



いなり寿司や蕎麦屋、天ぷら屋さんなどの外食の屋台や床店が発展し
こんな食べ物は今もずっと変わらない^^


船宿を営む家はちょっと裕福なのか
縁側のお月見も風情があります


お店の路地を入ると裏長屋が並び
表通りとは違う平家の作りに小説を思い出しながら


船宿の船頭松次郎さんは三畳の部屋



お向かいの木挽き職人大吉さんの部屋は四畳半^^;
昼間は仕事に出て
夜は寝るだけの生活ならこれで充分なのかも
これなら引っ越しも簡単にできる?


今と違い家電などなく
西洋のように大きな家具もなく
必要最低限のものでシンプルに暮らす江戸庶民の暮らしは元祖ミニマリスト^^
収納場所や押入れはなく奥の低い屏風の向こうに畳んだ布団がありました


どの家も入ってすぐに台所で


玄関は無く
格子戸を開けたら部屋が丸見え、薄い壁で仕切られただけの
もちろんプライバシーなど無い^^;
だからこそ他人同士でも助け合い家族のように暮らしていたのだろう
台所には箕がかけられ
スタッフさんが外国人観光客に「レインコート」と説明していました^^


路地の一角には
住民たちが日々家内安全を祈った小さな稲荷神社と
共同の洗濯や洗い物の井戸と厠


防犯のためとはいえトイレの戸が半分しかないのは驚きですが
住人にはこれも慣れなのかな...


米蔵です


写真を撮ることも触れることも自由に出来る
建物一つ一つ、長屋の部屋の様子に生活雑貨を見ながら



時々屋根の上の造り物の猫が鳴いて驚いたり^^;



狭い路地を何度も行ったり来たりたっぷり時間をかけ



わずか百数十年の日本の暮らしの変わりように
更に時代捕物小説を楽しめそうです^^


外へ出たところに


移動販売のパン屋さん「エッセン」が停まっていました
3月まで働いていた職場近くに週3回回ってきていた美味しいパン屋さん
ちょうどお腹も空いてきた
懐かしくなり好きだったミルキーフランスとミニランチパンを買い^^


清澄公園のベンチで一休み^^



花の季節ではなく紅葉にも早い公園でも
のどかな午後を過ごしブラブラと


こんな稲荷神社も当時からあったのだろう


元は堀割だった小名木川沿いに散歩して帰ってきました


この辺りは自転車で通ってばかりだったのでゆっくり見たことが無く
もう少し歩きたかったけれど
明日も出かける予定なので無理はせず^^
秋を感じ適度に歩き
4時間ほどの外出は無理のないちょうど良い時間でした


そして今夜から
楽しみにしていたドラマ「きのう、何食べた?」season2
始まります♪