一年ぶりに母と外出と読了「朽ちゆく庭」
昨年6月老人施設に入居した母
施設を探し見学に行った時は
事前に届出があれば外出は自由と言われていましたが
入居直後またコロナ感染者が増え
面会は裏庭からロビーのガラス越し
最近は応接室で30分程度直接会えるようになっていました
今回施設からのお知らせで
入居者はワクチン接種6回も済ませ5類に変わったこともあり
7月1日から1ヶ月間外出できるとのこと^^
その先はまだ未定ですが
一年間、施設から出られなかった母
認知もなく歩行器を使えば普通に歩くことも出来る
施設の生活をすっかり自分のものに出来たとしても
子供たちが面会で好きな食べ物を届けていても
やはり美味しい食事をしようと
母が食べたがっていたしゃぶしゃぶを(これは差し入れできない^^;)食べに
早速外出届けで予約していた和食屋さんへ
施設では歩行器を使う母も
車移動で歩く短い距離なら杖でも大丈夫と言い
きょうだい4人と一番年少の大学生の孫総勢6人で
施設では出ないメニューお寿司やお造りも
皆と同じくらい追加した食欲に
思うように食べられるのは幸せなことです
賑やかな食事を楽しんだ後は皆で
もう一年半、誰も住んでいない実家でのんびり^^
妹や弟が週に一度風を通し郵便物のチェックに来てくれています
ガスだけ止め、電気水道は通っている
空家ではないけれど母が戻ることは無い築60年近く経つ古い家
雨戸ががたがただったり雨漏りも発見...
親の家の問題は誰もが通る道だと思うけれど
この先どうするか...
置いてある
きょうだい達の懐かしいレコードを聴いて
こういうものもいつか処分しなくては...
外出記念に?^^
部屋着のまま着替えなかったヨレヨレのズボンと
年中適温の施設に慣れたのか暑いのに重ね着ですが^^;
93歳、短い距離なら車椅子から4点杖で歩けるまでになりました
施設の外出許可はとりあえず今月末までの予定だったのですが
またコロナが増えているので面会は今まで通りでも
外出は15日までに変更になりそう...
でも今日は
真夏日でも郊外の夏空と吹き抜ける風は気持ち良く
実家で家族揃っておしゃべり出来たこと
施設の配慮にありがたい気持ちでした^^
読了は伊岡瞬さん「朽ちゆく庭」
不登校の中学生の息子
家庭に関心を持たないゼネコン勤務の夫と
パート主婦の母が持つ救いようのない重い秘密
バラバラの家族3人がそれぞれ語る読後感はやはりイヤミス^^;でも
はまってしまった伊岡瞬さん
後半、今回も登場する白石真琴弁護士の活躍で
真相が明らかにされていく展開が気になりほぼ一気読み
環境を変えるために社宅からニュータウンのマイホームに越しても
決して暮らしやすくはなく
小説だとしても
ほんのひと握りだとしても
今時の中学生の考えていること、行動が怖くなってきました
親の犠牲になっている子供たちはこの先どんな大人になっていくのだろう
最後に勇気を振り決断した真佐也の行動で
真実が明かにされるなら少しは救われます
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。