60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

母の入居準備と読了「九月が永遠に続けば」

母ときょうだい皆で話し合い
候補に上がっていた介護付き有料老人ホーム
介護体制や施設の清潔さはもちろん
入居金がかからず母の年金内で収まることを条件に探しました


数日後母の希望で妹が付き添い
老健とは違う介護付き有料老人ホームという初めて見た施設


想像していた「老人ホーム」とは違ったらしく^^
(そういえばはるか昔は養老院と呼んでいたような...)
ロビーや食堂、浴場を見学し
暮らしている人たちの雰囲気も
住んだことがない集合住宅のマンションのような造りも
空室が3階南向きの部屋だったことも気に入ったようで話が進み
先週末ホームと契約書を交わし入居が決まりました


契約後はいつでも入居できるとのこと
今日は母と妹と3人で部屋の準備に行ってきました
個室には洗面台と車椅子でもはいれる広さのトイレがあり
家具は電動ベッドと洋服ダンス、チェストが付属しています
備え付けの家電類はなく
持ち込めないのはやけどの心配がある電子レンジや電気ケトル
ハサミや爪切りの刃物類です


実家で母が使っていたテレビを運び出し
妹の家にあった服や雑貨タオル類の一部を車に積んだ後


昼食は母が好きな夢庵で


お得なランチセット^^
ファミレスでも3人の外食は母が倒れる前のお正月以来久しぶりなので嬉しく^^


今月に入り急に話が進んだ妹の家から老人施設への入居
老健退去後少しずつ歩けるようになり
車の乗り降りも時間をかけても一人で
入店も席の移動も杖があれば歩けるくらい会うたび回復していく母
同じような高齢者と一緒の環境で
規則正しい食事時間と一人の時間も大切に
人との会話に刺激を受けてもっと元気を取り戻して欲しいと願っています^^


ネットで購入した小型冷蔵庫が届く予定と
あとは身の回りの細々したものを準備して土曜日に引っ越しです


偶然ですが
最寄駅は変わらずに会社の移転で同じ25日に引っ越しがあり
(土曜日なので私は休み^^)
今週は月曜日から商品を段ボールに詰める肉体作業が続き...
ちょっとお疲れモード^^;



読了は「九月が永遠に続けば」

しばらくは忘れられそうもない苦手な性暴力の描写も出てきますが...
ミステリーとしては最後が気になりドキドキ
登場人物は少ないけれど
一人ひとりの心の内が濃密でした


ゴミ捨て場に行っただけの高校生の息子が突然居なくなり途方に暮れる主人公佐知子
行き先を探しているうちに元夫と今の妻と娘
関わる家族の思いもよらなかった真相がわかってくる
ミステリーの醍醐味がありましたが
存在だけで男を惹きつけ不幸な結果を招いてしまう女性っているんですね...
亜沙実だけでも救ってあげて欲しかった
読後感はイヤミスだからスッキリしなかったけれど
佐知子を助け身の回りの世話を焼く息子の友達の父親服部の存在は
馴れ馴れしさに鬱陶しく感じたのが
佐知子の邪険な扱いにもへこたれない明るい楽天的な性格に
佐知子も救われたんだと^^


淡々とした何気ない毎日の繰り返し
自分では分からない幸せは後になってから気付くもの
今が永遠に続くことはない...