60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

今日の図書館と読了「火車」

あっという間に4月になり
それなのにライトダウンを着るほど寒い日でした^^;


図書館の返却日で借りてきた4冊


前回は長編ばかりだったのでやはり読みきれず...
延長した原田ひ香さんの「サンドの女」
また宮部みゆきさんの時代小説「あかんべえ」
「ニュータウンは黄昏れて」は数年前初めて読んだ垣谷美雨さんの作品
また読みたくなり再読です^^



読了は宮部みゆきさん「火車」


読み終わった後すぐ
最初から読み直したいと思ったほど読み応えがありました


休職中の刑事本間が
遠い親戚の青年から失踪した婚約者を探して欲しいと依頼されたことから始まる物語


本間が考えていたように
自己破産するほど借金を抱えてしまうのは計画性が無く
先のことを考えられない人なのではないかと思っていましたが
管財弁護士さんが話す
世の中のお金の仕組みやその怖さ
カード返済のため更に新しくカードを作って返済することを繰り返す自転車操業で
小さな利息が膨れ上がっていくことで陥ってしまう人も少なくないこと


失踪した関根彰子の過去を追い
加害者と被害者の行方がわからないまま
関わりのあった人たちの証言から徐々に2人の人物像が現れ
秘密が一つづつ明かされていく場面は
(この時代は個人情報保護法が無かったから)
映画やドラマを観るように頭の中で映像が浮かぶスリルとドキドキに
読み進めるほどに謎が解けていくストーリーに引き込まれました


ミステリーと呼ぶより昔風に推理小説という言葉が合う
2人の若い女性の人間ドラマは切なくなります


若い人でも収入が少なくても
誰でもクレジットカードが持てたのは丸井(マルイ)が最初ということも
それ以後様々なカード発行やクレジットカードで使われる金額の変化も
それが日本の経済を動かしている事も面白く読めました


舞台は30年ほど前なので今とは時代が違うのですが
当時の私はキャッシングこそした事はなかったけれど
お財布にはあまりお金を入れず服やバッグの買い物は全てカード払い
20代の頃からそれが当たり前だと思っていました


今は食料品や消耗品以外リアル店舗の買い物はほとんどなく
ネットショッピング以外全て現金払いにしているのは
(高額品を買わないからですが^^;)
カードはあくまで借金
予算を決めた家計の管理は難しいと気付いてから^^



帰宅後おやつは


職場で配られた営業さんのお土産
大好きな阿闍梨餅♪
ごちそうさまでした^^