60代一人暮らし 大切にしたいこと

60代一人暮らし
断捨離と節約をしながらシンプルな生活を目指し楽しいことやお気に入りの物達を綴ります

読了「私的生活」「苺をつぶしながら」と音楽⑰

読了は


田辺聖子さんの乃里子シリーズ2と3


30年ぶりの再読^^
印象に残っていたのであらすじは憶えていましたが
当時読み流してしまった乃里子の心の奥底にある想いや
人生を導いてくれる言葉の数々
40年も前に書かれたものなのにジェンダーやシンプルな暮らしにも目を向け
今読んでも全く古臭さを感じず
時代の先を見る田辺聖子さん
あらすじを知るだけでは小説の醍醐味は味わえない^^


「かしこさというのは自分の神経をいつも安定させていることね」など
ブリジットバルドーの言葉もあちこちに散りばめられ


「やさしみ」「あえかに優美」「あわあわしい繊細なみどり」なんていう
柔らかい独特の言葉遣い
恋愛小説だけど乃里子や取り巻く人たちの真理や生き方が心に染み
女性ならではのキラキラ光ったり繊細なレースの持ち物も
想像するだけで楽しいのです^^


男尊女卑が根強い剛との結婚生活で感じる違和感が積み重なっていく様子は
今なら
30年以上前読んだ時には分からなかった共感ばかりで
当時の自分の結婚生活を思い出し重ね合わせたりしました^^;


贅沢=幸せではないこと
恋愛にお芝居が入り演技力が必要になり
だましだまし暮らし
一生お芝居を続けることができる女と
どこかで「玉が出尽くした」と限界がきてしまう女


自分に素直で当時としては奔放とも言える主人公乃里子は
結婚生活を「刑務所」
離婚したあとを「出所」と例え
35歳で再び自分の城で過ごす一人の自由と充実感を手に入れたあと
出会っていく個性的な友人たちの人物像も想像すると面白く
引き換えに
一人故の孤独や老後の死への不安も力強く描かれています


「私的生活」ではすぐにまた神戸に行きたくなり
「苺をつぶしながら」では大阪の街をブラブラ歩いたり
何年ぶりかの軽井沢に行きたくなったり
剛の親が所有する幕末に建てられた六甲の古い別荘日本風洋館
お金持ちの友人芽利に誘われた初めての軽井沢も
乃里子が行きつけのアメリカ村も情景が目に浮かび印象に残り
田辺聖子さんの世界にどっぷり浸かった2冊でした♪


あらすじは分かっていたから借りなかったシリーズ1
「言い寄る」もまた読んでみます



長男が来た昼食は

好物の
大根おろしをたっぷり乗せたお餅の揚げ煮と
ローストビーフサラダで
3週間分の溜まった話題は
仕事のこと
旅行のこと
美味しかった外食の話に
マイマンバーで得たPayPayポイントのこと^^



息子はまだ作っていないそうで申し込みからの流れを詳しく聞かれました
疑問だったのは
会社の健康保険証があるのに
マイナンバーカードが健康保険証の代わりになるというのは
まさかふたつの別の保険証を持つということではないよね
今持っている健康保険証は国が把握していて
同じものがマイナンバーカードに入ることだよね?
多分そう?




そんなこと気にせず^^
私はしっかりPayPayポイント入りました♪



今日は
シンプルな歌詞と柔らかいメロディーで
様々なアーティストがカバーしてても
やはり大滝詠一さんの歌声が高齢の乙女心に響きます♪



大滝詠一 夢で逢えたら